映画を観たいなと思い、今やってる映画を検索していたら、「侍タイムスリッパー」というタイトルが目に留まり、えっ?
なぜなら私は、20年前にこのタイトルっぽいことを考えていたからだ。
なぜ、こんなことを考えたのかというと、20年前、私は司馬遼太郎さんの「竜馬がゆく」全8巻を読破し、坂本竜馬という人物に傾倒した。すごい人物だと感動したのであった。
そのため、家族とペットを乗っけて弾丸で高知まで車を走らせ、高知県桂浜の竜馬像を見に行き、朝日とともに、当時、竜馬も立ったであろう桂浜に立てたことをいたく感動したのであった。
そして、竜馬が、また、開国に尽力し闘った幕末の志士たちが、今の日本を見てどう思うのだろうか、日本のためにと命をかけた若者たちが、今の日本をみて、どんな事を思うだろうか、と考えた。
そんなことを思っているうちに、「竜馬が現代にやってきたら・・・」なんてことを題材になにか書けたら、、、なんて漠然と考えていたが、全く形にはできなかった。
まあ、そんな20年前の私の思いがあったので、、もうずいぶん昔のことで忘れていたけれど、「侍タイムスリッパー」というタイトルを見たとき、えっ?と、ドキッとしたのだった。
すぐに観に行った。
私が、全く形にできなかった思いが、、、また、私と同じように幕末の志士たちに日本の夜明け以降、発展していった現代の日本という国を見せてあげたいと願ったひとがいたのだ!
この「侍タイムスリッパー」という作品の監督、安田淳一さんは、エンドロールを見るとわかるが、この作品に関わる下っ端仕事から、脚本まで、ほとんどを担当していた。またなんと、撮影費用は自分の貯金を差し出し、自分の車まで売っているというではないか。監督のこの作品への心意気、半端ない。
私は、すごくうれしくなった。こんなすばらしい映画が、できたことを!
感動した!
ぜひ、皆さんにおすすめしたい。
司馬遼太郎「竜馬がゆく」全8巻、ついでに新渡戸稲造「武士道」も読んでいただきたい。
のであった。
「竜馬がゆく」は幕末の激動の時代、幕末の志士たちがどういったおもいで、各々戦いに臨んでいったか、命をかけて戦っていったのかを知ると感動します。そこには私欲などなく、日本という国をいかにして良くしていくか、といった思いであり、そんな時代を過ぎて今私たちがあるのかと思うと、何とも言えない時代の性といいますか、ありがたい気持ちに包まれます。そして英雄、坂本竜馬の短いながらも濃い人生をぜひ体感して、読んでいただきたいと思います。
「竜馬がゆく」が買えます。見てみてください。
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また、新渡戸稲造「武士道」は武士の心意気を少しでも知ることによって、「侍タイムストリッパー」の侍の心情をさらに読み取ることができる一冊としておすすめです。今の私たちには理解しがたいのか、それとも少しでも通ずるところを感じ取ることができるのか。うちは先祖は水飲み百姓だよ、という方も、武士に支配されていた日本人の、ルーツを知る一冊としておすすめです。
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