私は、50代で、20年近く務めた会社を辞めました。
理由は、いろいろありますが、特に仕事で疲れたことが大きいです。表面上は冷静を装っていましたが、人間関係も良くなかったし、仕事も、同じ課内で、押し付け合い。結局私のほうへ、徐々に押し付けられるといったようなことで、仕事に疲れたということが一番の原因です。また、辞めて、現実から逃げたかったのか、よその会社に行けばもっと楽できるところがある、と思ったんですね。

仕事をまじめに一生懸命やりすぎたのか、と今になって思えば、反省するところです。
もっといい加減でよかったのではないか。
また、仕事を押し付けられたなら、「これ以上、負担するのは無理です。誰かやってください」
と、声をあげればよかったのではないか。とも思います。
会社は給料、ボーナスもそこそこよかったし、休暇も多かったし、取りにくいということもありませんでした。そこがずっと辞めずにやってこれた理由です。
しかし、いつの日にか、なぜか、このままこの会社で終わっていいのか?一度の人生、このままここで、うつうつ、ふつふつ、いやいややっていくのでいいのか。そんなことを考えるようになっていきました。
もっとちゃんと認めてくれる人のいる会社があるのではないか
どうせやめるなら、まだ年齢的にも余力のある今のうちに、、、少しでも早いほうがいいのではないかと思ったのでした。
もう、そっちにベクトルが向かい始めると、元に戻ることのほうが大変なのでした。よく言われたけど、性格もどっちかというとチャレンジャーなんですね。

その会社は社風なのか、感じの悪い人が多かったです。何故かというと「類は友を呼ぶ」じゃないですけど、そういった人が居心地のいい会社だったからだと思います。
明らかに、後ろ指さされ組になるような人が、表舞台に立てるような会社だったのです。
声の大きい人、つまり主張の強い社員におとなしい社員は、言うことを聞かざるを得ず、自然に声の大きい人、つまり主張の強いわがままな社員のやりたい放題な会社でした。ざっくりいうとぱパワハラ、セクハラが当たり前の会社でした。会社自体は改革を図っていましたが、まったくそういう人たちの心には響いていなかったと思われます。
まあまあ大手の社員数もそこそこいる会社だったんですけどね。
でもどこの会社もそんなものだったのですかね。

また、毎日、たいしてうらやましくもないことでマウントをとってきて、満足している人が、すぐそばにいたことです。その人を、気にしないようにしていたし、相手にしているつもりもなかったのですが、なにかが積もり積もって爆発し、辞めることを決意したんだと思います。
まだいろいろありますが、すべてを書くことはできません。
楽しかった時もありましたが、やはりいろいろなことを我慢していた気がします。社員のほとんどが男性で、男子校のノリのような社風が合っていなかったんだと思います。それなのによくそんな長いこといたよねと思います。

こうやって20年近く続いたある一つの会社の正社員としての人生は終わりを告げました。









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