今日訪れたのは、富山市。
北陸新幹線「かがやき」でひとっとび、約2時間強でついてしまう。停車駅も2駅。
東京駅から停車駅は大宮、長野、富山。
これに乗ってきました。今年の干支の蛇のようなフェイスで縁起良いですね。

今から雨晴海岸に行き3000M級の立山連峰の山々を富山湾ごしに見るという絶景を楽しみに行くのである。海越しに3000Mの山々が見れるのは、世界でもそう、ないのだと言います。
まずは富山についたら、
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あいの風とやま鉄道に乗って高岡駅まで行きます。

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高岡駅からは、
バス停4番乗り場 加越能バス 伏木駅経由氷見線
氷見市民病院行きに乗って
約40分 320円
途中から海岸沿いを走り、とても景色がいいです。
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道の駅雨晴海岸で降りるには、
「雨晴」で下車します。

まずは腹ごしらえじゃ~ということで道の駅雨晴の2Fカフェへいきます。
カフェ イソミ テラスで、射水産マスバーガー(980円)と、飲み物(300円)でした。

とてもおいしくいただきました。目の前に海と山山を望む(見えていれば)席で、絶景です。
道の駅でお土産もGETして、雨晴海岸へ降りてみます。お土産ですが、富山駅前のお土産ショップでは売っていないものもけっこうあるので、こちらでいいと思ったものは買っておくことをお勧めします。
まずは、「義経岩」といわれる、奥州平泉に落ち延びる際、源義経が雨宿りに使ったことからこの海岸の名前が「雨晴」とついたとされるスポットです。

また、海に浮かぶ女岩は、周囲の小さな岩が子供のように見えることからそうな名づけられました。

この海岸から望む3000M級の立山連峰を観たくてやってきたのですが、黄砂でかすみ、山々を観ることはできませんでした。残念。

朝、日の出とともにやってくれば、多少空気が澄んでいるので見えたかもしれません。
高岡交通 の「雨晴海岸 早朝絶景タクシー」がおすすめです。
値段 4100円~8000円
所要時間 1時間半
実施日 2025年4月~9月
迎車エリア 高岡市内ホテル・高岡駅・新高岡駅など
予約 0766-26-1212
ちゃんと景色が見えれば、こんな感じです。

雨晴駅までは徒歩5分。ここから帰り(高岡駅)までは、JR氷見線に乗って行きます。


こんないい感じの駅で、この海岸にぴったりの風情があります。

氷見線の電車は、古い年季物で、令和10年をめどに新車両を導入することになっており、この車両に乗れるのも、もう少しとなるようです。乗車中も、ぎしぎしきー、という音がし、揺れも大きく、40年以上の昔を感じました。まるで昭和にタイムスリップしたような乗りごごちです。なつかしい電車旅でした。まだ高校生だったころ、電車で通っていたころをなつかしく、思い出していました。乗ってよかったと思いました。なんだかテンションアップ。また、社内には扇風機がついていたのですが、扇風機にJR西日本と書いてあり、調べてみると、富山はJR西日本の管内なんですね。知りませんでした。
高岡駅からは、あいの風とやまに乗って再び富山駅に戻ってきました。こちらの電車も昭和を感じさせる向かい合わせに乗るボックスの座席で、高校生が制服で古文の単語帳なんかで勉強していて、自分も地方の田舎町で育ち、自分の高校生のころを観ているようでとてもノスタルジックな気分になりました。
今度は富山駅環状線に乗りました。富山駅環状線は富山市の中心街地を反時計周りに一周する路線です。だいたい15分に1本くらい走っています。

富山ガラス美術館へは、この環状線に乗り、グランドプラザ前で下車します。
富山ガラス美術館は富山市立図書館も入っています。



建築家隈健吾さんの建築です。すてきでした。斜めに配置されたエレベーターを中心に図書が並び、カフェもあり、こんなところに毎日これる富山市民はうらやましいと思いました。
疲れたので、ここの図書館のカフェで一休みです。
コーヒーは700円しましたが、ちょっとしたおやつ付きで、とっても美味しかったですし、ゆっくり味わうことができました。

体力をすこし回復したので今度は徒歩で、市役所展望台へと行きます。やっぱり立山連峰の絶景を観たいのです。
富山ガラス美術館からは徒歩で10分くらいでした。
エレベーターで展望塔へ。
ややうっすらと見えましたが、やはりかすんではっきりは見えませんでした。
しかたありません。



ちょうど15:00くらいになり、ここからは、ホテルへチェックインし、一休みします。
もうこの歳になるとこの一休みが必須です。
18時に予約してある「親爺」こちらのお店で今日は飲みます。これもこの旅のお楽しみです。

まずはビール。つきだしにゼンマイ。旨し。

ばい貝の煮つけがすっごくおいしい。850円。


刺し盛一人前。白エビが甘くてよかったです。2500円。

ここで日本酒「勝駒」。これが絶対に飲みたかったのです。刺身とすごく合っていて辛口で飲みやすく最高でした。


富山の心意気の1本

辛口の1本

次にホタルイカの昆布焼き 1100円。塩気がきいていていい歯ごたえです。

さらにホタルイカの沖漬け。650円。

おでん4品。

こちらのお店はぞくぞく人が来るのですが、「いっぱいです」と言われて入れない方が続出。予約は必須です。おいしいのでぜひ予約して訪れてみてください。席はカウンターのみ10席しかありませんので大勢では無理かもしれません。2,3人であれば行けると思います。家族経営でお店の方も不愛想ななかにも温かみのある接客で、酒もうまく、アテもうまく、いいお店でした。
大衆酒場 親爺
富山市桜町2丁目1-17
TEL: 076-431-4415
営業時間 16:00~23:00
定休日 日祝日(祝日不定休)


次の日は、朝早く、富岩運河環水公園へ行きました。

ここは富山市民の憩いの場となっていてこんなきれいな公園で朝お散歩できるなんていいですね。有名な「世界一美しいスタバ」といわれるスタバもあります。たしかに美しい景観でしたが、スタバ自体は、ガラスが非常に汚く、もう少しガラスも磨けばいいのではと思いましたが、早朝にもかかわらず長蛇の列ができていたので、お忙しいのかなと思いました。
スターバックスコーヒー 富山環水公園店
営業時間
8:00~22:30
夜もとってもきれい!


この日はイベントがあるのかキッチンカーがたくさん出ていてとっても皆さん楽しそうでしたね。

運河クルーズもできるようですね。
ご興味のある方は下記のURL「富岩水上ライン」を参考にしてください。
ここから富山駅まで約徒歩10分歩き、今日も高岡駅へあいの風とやまへ乗っていきます。
よく考えれば、この旅は高岡駅中心に動いているので高岡駅に宿泊すればよかったのではないかと思いました。そうすれば早朝タクシーにも乗りやすいので、早朝タクシーを利用される方には、特に高岡駅泊がおすすめですね。
今日は高岡駅からは「万葉線」に乗ります。
高岡へは、高岡大仏を観に行きます。万葉線に乗って坂下町で下車します。坂下町からは徒歩3分くらいです。
こちらで御朱印をいただきました。
高岡大仏さんは、「日本一美男の大仏さん」ということで有名です。
歌人 与謝野晶子がそう歌を詠んだことで有名になりました。
「鎌倉や御仏なれど釈迦牟尼は美男におはす夏木立かな」
ぜひ一度、お顔を拝みに行ってみてください。イケメンさんです。



この坂下町駅前には、おしゃれなカフェなどが数店舗ありました。


またこの「万葉線」ですが、落語家立川志の輔さんが新湊のご出身ということで車内のアナウンスが立川志の輔さんという豪華な電車です。
この電車がまた、2両編成の路面電車で、昭和のころ活躍したであろう、旧式の電車ですごくいいです。ノスタルジーです。ぜひ乗ってみることをお勧めします。



帰りも万葉線に乗り、高岡駅に帰ります。
お昼は、高岡駅前にある「ラーメン 次元」という行列のできる有名店です。
家系によくあるような威勢のいい掛け声のようなお店ではありません。とても静かなラーメン屋さんです。

らぁめん 次元
営業時間
火~土 11:00~21:30
L.O 21:00
日 11:00~18:00
L.O 17:30
月 定休日
TEL : 0766-25-2598

芸能人のかたもけっこういらしているようで、壁には色紙がたくさん貼ってあります。

念願の富山ブラックをついに食しました。

見た目ほど思ったより辛くはありませんでした。また思ったよりはけっこう油っぽいです。チャーシューがとろとろに煮込まれていて、麺は太ちぢれ麺でおいしかったです。富山に来たらぜひ食べてみて後悔はありません。

高岡駅前のウイング・ウイング高岡の「ドラえもんの散歩道」のすぐそばにあります。

高岡は藤子不二雄先生の出身地です。下のプレートの言葉がしみます。子供のころ楽しく遊んだ経験、記憶って、歳をとったいつまでも人の心の中に息づくのですね。先生の願いが叶いますように。

今度は高岡駅反対側の「国宝 瑞龍寺」へ行きます。高岡駅を突っ切って反対側の出口から出ます。ここから瑞龍寺までは徒歩15分。反対側のように電車がありません。歩くしかないのかと、落胆です。
瑞龍寺
拝観時間 9:00~16:30
TEL : 0766-22-0179
こちらでも御朱印をいただきます。
さすが国宝の威厳を保った瑞龍寺は見ごたえがありました。屋根の反りが素晴らしいですね。
前田家二代目藩主前田利長を弔うために、三代目前田利常が建立したお寺です。前田家といえば、前田利家が一代目藩主、加賀百万石の礎を築いたことで有名です。なのでお寺もこんなに立派なのでしょうか。




疲れたのでこちらで一休み。ここはお寺の門を出たところにすぐある、「麒麟茶屋」。
おとなのジンジャー 350円。
麒麟焼き くるみ黒糖あん 300円。
を食します。とっても疲れが癒されました。本格派なたしかにおとなのジンジャーエールです。このクオリティーでこの値段は非常に良心的に思いました。
麒麟茶屋
営業時間
月~金 10:30~16:00
土日祝 10:00~16:00
TEL : 0766-30-5508





そして高岡駅まで徒歩15分かけて戻って、あいの風とやまに乗り、富山駅に到着。
楽しい旅ももうすこしで終わりです。
お土産を富山駅のとやマルシェで調達し、北陸新幹線「かがやき」に乗り帰ります。
帰りの新幹線に乗り、旅を振り返ると、富山では、一番の目的、観たかった雨晴海岸からの3000M級の山々、立山連峰の世界に名だたる絶景が観れなかったけど、うっすらと景色の向こうにかすかに山々をのぞむことはできました。なのでこれで良しとしました。なんだか私の今まで生きてきた人生みたいですね。あきらめや、妥協もある意味大事です。こだわりや、意識高い目標も、なくしてしまえば、もっと楽に、楽しく生きられたりします。
人生も、思っていたこととは少し違った人生だったかもしれないけれど、これでもこうして違う素晴らしい景色を観ることができているので、良しとしましょう!!

車窓からみれた山々。











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