映画「でっちあげ」を観てきた。親自身が、子供に恥じることのない背中を見せられるよう、日々修行ですね。

癒しの映画編

映画「でっちあげ」を観てきた。


この原作のノンフィクションは、10何年かくらい前に原作の文庫が出て、すぐに読んで非常に興味深かった事を記憶しています。

原作は「でっちあげ  福岡「殺人教師」事件の真相」  新潮文庫

この、主人公教師のニュースは、2003年の事件で、リアルタイムで観ていました。

私自身子育て真っ最中で、子供は小学校3、4年生頃。

そのニュースを観て、私はこんな事する教師もいるのか、と言う程度の感想しか持ちませんでした。

が結構新聞一面かなにかに、センセーショナルに報じられた記憶があります。

なので、でっちあげの原作を後に、読んだときは、初めて真実を知り、信じられない思い、モンスターペアレントの恐ろしさを感じました。

そのころも、少し後にニュースでは「実はこの先生はやっていませんでした。この親子のうそでした」でおわりだったと記憶しています。ニュース報道で特に先生への謝罪などはなかったように思います。

先生役の綾野剛さん、気弱な正直者の先生の役を演じられて、とてもいらいらしながら見てしまい、すごく上手だったと思います。

モンスターペアレントの柴咲コウさんも目がいってて、目力が強くて怖かったです。はまり役だったと思います。

この対照的な2人のキャラが、この映画を盛り立てていたと思います。

三池監督のいままでと違う面のある作品に出合いました。

たしかに子育て中の母親のパワーてすごいのです。

特に子供のこととなると、自分のことより本気になる。そう自分のことより感情がエスカレートするのです。でも多くの母親ってそういうものです。

この母親を肯定しているのではなくて、少なからず、そういう感情になりやすいということです。自分のことを言われるのはいいけど、子供のことを言われると、3倍ぐらい感情的になる。

お腹にいるときから手塩にかけて育てきたので、母親って、誰しもそういう感情を持ちやすいです。
なので、自分は感情がエスカレートしていないか冷静に思いとどまる必要があります。

でっちあげのような母親がいても不思議ではありません。

また極端に子供に対して厳しい母親です。子供が自分の思うように動いてくれないことが、腹立たしくて仕方がないというような母親もいます。

私が知っているなかでは、ご自身が勉強のできる人で、いい大学を出ていて、ご主人もエリートと言われるタイプで、子供は、勉強が嫌いなのか、母親はそれにいらいらして、小学生4、5年にもかかわらず、夜中までも目の下に、メンソレータムを塗って勉強させられていました。

もちろん中学お受験塾に通わされていて、中学受験がエスカレートしていたさなかでのことでした。

模試の点数順に席順が決められていたそうです。

結局お子さんが、デスクマットをハサミで切り刻み始めるようになって、親御さんも初めてはっとなり、自分のしていることが子供を追い詰めていることに気づかれたのです。

このタイプの母親だと、この「でっちあげ」の話のように、子供がかわいそうですね。

普通は母親は、どんな母親でも、その子供にとってはかけがえのないたった一人の母親なので、大好きなのです。

また、教師も人間です。完璧ではないのです。

でも、そこをつつかれるので、教師はたいへんな職業ですね。

子供に勉強を教えることだけではなく、人としても成長していけるよう指導もしなくてはならない。

完璧ではない人間が、指導する。少なくとも、人としても、正しい人間でなくては尊敬されない。

でも正直すぎると、この「でっちあげ」の教師のような羽目にあうこともあるのだ。

さじ加減がむつかしそうです。


でっちあげをみると教師になるのは、たいへんと思ってしまう。けれど教師を目指しているかたもぜひこれを観てほしいと思います。


誰かの感情一つで、運悪く、でっち上げられてしまう。

言ったもん勝ち、やったもん勝ちの世界はあまりに理不尽です。


またそんなことに出くわした周りの人も、面倒なことに、関わり合いになりたくないという心理になってしまう。

そこででっち上げが生まれてしまう。

こういうことって、もしかすると周りでもひそかに起こっていることかもしれません

そんなことに出会ったら、けして、うやむやにしないで、助けてあげられる人間になりたいものです

考えてみると

親になるのっていろんなことを乗り越えていくのですね。子育てを始めて二十年もの間にいろいろなことがあるのです。幼稚園、小学校、中学、高校と、そのたびにいろいろな悩みを抱えますよね。

親自身が、子供に恥じることのない背中を見せられるよう、日々修行なのですね。子供に自身も成長させてもらっている。そんな、親が自身を客観視できる目が必要ですね。

そんなことを考えました。


でっちあげ


キャスト 綾野剛、柴崎コウ、亀梨和也、木村文乃、光石研、小林薫ほか
原作 福田ますみ
脚本 森はやし
監督 三池崇史

プロフィール
時の過ぎ行くままに

今は、ある会社で毎日あくせくと働き、貧乏暇なし。猫とともに生きている、子育てを終わった50代。買い物好きで、お金はないけれど、それなりに人生楽しもうと頑張っています。食べることが大好きで、時々する外食や、旅行、また、好きなもの、好きな映画、好きな本、日々思うことなどいろいろ日記形式で発信していきたいと思います。

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