今回、私は長崎県を旅しました。
なぜ長崎に行ったかというと、「軍艦島」へ行きたかったからでした。10年越しくらいにかなった旅でした。そう、10年以上も前から「軍艦島」へ行ってみたいと思っていたのでした。2015年に「軍艦島」は、世界遺産に登録されました。その時からずっと行きたいと思っていたのでした。
「軍艦島」へ行くには長崎港から周遊・上陸ツアーに参加すると行くことができます。
日々に忙殺されて疲れすぎていて、行くことがずっとかないませんでした。
それがとうとうこの度、私は、旅行会社のツアーで軍艦島上陸が旅程に組み込まれているものに参加することになったのです。
旅行会社のツアーは、行きたい旅程にクリックするだけで、旅程も考えず、ホテルも飛行機もすべて手配もしてくれるので、忙しいときは一番いいです。旅のプロが旅程を組んでいるので、無駄もなく、コストパフォーマンスも結構いいんです。
長崎行きのツアーを予約した時から当日の天候だけが心配でした。小雨ならカッパで軍艦島には上陸できるようですが、風速2m以上の風が吹くと、上陸ができないそうです。しかも出航はしても、上陸は、その日のその時の状態で、船長判断にかかっているそうです。
当日、上陸できるかできないか、それはもう、ばくちです。かけるしかありません。
ついに賭けに出た私は、長崎ツアーを予約したのでした。
そしてとうとうやってきた。長崎に行く日が。

添乗員さんと、ツアーバスが佐賀キングダム空港には待っていてくれて、そこから九十九島パールシーリゾートへと行きます。

九十九島パールシーリゾートは、水族館、遊覧船、飲食店、お土産屋さんなどがあります。
ここで1時間の自由時間で、昼食も自身で済ませます。
九十九島とは、208つの島からなるリアス式海岸です。岬や入り江の多い複雑な海岸線です。
パールシーリゾートという名称どおり、こちら長崎の九十九島で取れるのは、アコヤ真珠で、田崎真珠さんが養殖をされています。
ほかに似たような景観の観光地と言えば、賢島などからなる伊勢志摩国立公園があげられると思います。伊勢志摩は同じくアコヤ真珠で、こちらはミキモト真珠さんが養殖されています。

佐世保名物 あごラーメンを食す
お昼に食べた、あごラーメンは、スープまで全部飲み干すくらいあっさりとして、いいだしと塩気で、おいしかったです。
その後、九十九島パールシーリゾートからすぐの「展海望」と
いう展望台へ行きました。

絶景です。
この208からなる島々は、ほとんどが無人島ということなのですが、その中で4島が、人々がくらしている島ということです。
それにも驚きます。どんな生活をしておられるのか気になります。
またさらに先ほどの九十九島パールシーリゾートから行く、「無人島探検ツアー」などのできる島なんかもあるそうです。

九十九島をあとにして、佐世保市内を通ります。
佐世保重工業など、佐世保は造船の街です。
横須賀、呉などにも似ています。

佐世保には自衛隊、米軍基地もあるのです。
有名な佐世保バーガーは、米軍からもたらされたものです。
佐世保には、海上自衛隊佐世保地方総監部の護衛艦がいました。
一般公開イベントなども催されるそうです。
つぎは同じ佐世保市内にある、テーマパーク「ハウステンボス」へと向かいます。
アフター3パスポートで入場します。ここから明日の朝10時まで、自由行動になります。

のどかに風車がお出迎えでテンションアップです。

こんなにたくさんの花を見るのは久しぶりです。
のどかな風景に癒されます。


なんてきれいな風景でしょう。
天国に来たのか、とさえ思いました。
入場し、ホテルまでの道のりに感動です。
今はちょうどバラ祭りです。
こんなバラ園がずっと続きます。
ハウステンボスでは、2000品種のバラが栽培されているそうです。
圧巻です。
夜にはここもライトアップされます。
いい香りに包まれます。
バラは大好きな花なので、とっても幸せでした。




素敵な街並みに、異国を散歩しているようで、テンションが上がります。
ハウステンボスに実際に住んでいらっしゃる方もいるとか。
うらやましい限りです。
朝から疲れたので、ホテルにチェックインし、一休みします。
もうこのお歳では休憩は必須です。

ホテルの前にコンビニっぽいお店があり、そこでハウステンボスのクラフトビールを調達しました。
ホテルのロビーでは、バイオリンやピアノでの生演奏でのお迎えがあったようですが、それを見る余裕もなくお部屋へと上がります。
生き返る。
ビールを飲み、生き返りました。

やっと周りを見る余裕ができました。
カーテンとベッドスプレッドがお揃いです。
ブルーを基調とした、エレガントで落ち着くインテリアでした。

カーテンもヨーロピアン調で優雅です。
窓からカーテン越しにうっすらもれる西日もいい感じです。
30分くらい休んで、アトラクションタウンに出かけます。
並ばなくていい「ホライゾンアドベンチャー」を体験しました。
お疲れで、もう行列を並ぶ元気などないのです。
また「ミッフィーワンダースクエア」などもあり、お子さん連れの方はかわいくて楽しめます。
園内での夕食は、「とっとっと」というお店で長崎名物のトルコライスです。

おとなのお子様ランチともいわれる長崎名物トルコライス。
けっこうボリュームがありましたが、好物ばかりで、おいしくてペロッと食べてしまいました。
接客ものんびりしていてかわいらしかったです。もうパーク自体にそういった空気が流れているのです。とっても癒されます。
すっかり夜になりました。
夜は、ライトアップが、ハウステンボスの見どころでもあります。

光の噴水と生演奏の「シャワー・オブ・ライツ」も迫力があって素敵でした。



夜は夜でお酒の似合う大人の雰囲気に早変わりします。
夜は素敵な優しい街並みの光に包まれるハウステンボス。
ハウステンボスは、そんな街並みを、世代問わず、老若男女、のんびり散歩できて、癒されます。
アフター3パスポートは、そのハウステンボスの昼と夜との違いも楽しめておすすめです。
昼は、まるで天国に来たかのようなのどかなパークを流れる川沿いのお花や、オランダを旅しているかような景色が癒してくれます。
夜はライトアップされたパークが夢の中のような世界感でした。
あきらかここには、のんびりと癒される、日常とは違う空気が流れています。
2日目です。
今日はいよいよ軍艦島に上陸の日です。
長崎県は梅雨入りしたにもかわらず、本日は晴天なり。
やった!
これで上陸できたら最高です。
やまさ海運の軍艦島上陸ツアー「マルベージャ号」に乗り込みます。
満席。
テンションマックス!!
酔い止めも飲んでいましたが、海は静かでさほどは揺れませんでした。
長崎港を出発して、船に乗ること3、40分くらいだったでしょうか。
見えてきました。軍艦島!!
緑もなく、武骨です。いかにも人工の島。
遠くから見ると、やはり「軍艦」がそこには存在するように見えました。

着岸時には、結構船が揺れてなかなか着岸できず、今日は無理と言われるかとひやひやしていました。
どうか上陸させてください!

とうとう上陸です。
このツアーに賭けて、本当によかった!!
最高だあ!
と心から思いました。
上陸は、ガイドさんが3人いて3グループに分かれて上陸します。
心は、はやりましたが、私は3番目の上陸のグループでしたので、一番最後に上陸するグループです。
ガイドさんは、80歳を超えていらっしゃるのではと思いますが、昔、ここに住んでいたというおばあちゃんでした。
暑い中、頑張っていらっしゃいました。

こんなに小さな島に5600人もの人々が住んでいたなんて信じられないです。
白い灯台は、無人島になってから、夜などが危険なため、塩に強いプラスチックで作られたそうです。

第2見学広場から正面に見えるここは、資材倉庫だったそうで、レンガ造りです。

炭鉱夫は普通の人の給料の2倍くらいあったそうです。例えば普通の人が、今の月給でいえば35万円くらいあるとしたら、炭鉱夫は70万円くらいはあったのでしょうか。
なので、昭和30年代、家電の三種の神器と言われる白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫は、普及率がまだ全国で10%だったころに、この島は、どこの家庭も持っていたそうです。
当時、買い物は三菱が運営する本土から運ばれる巨大な売店もあり、生鮮食品から衣類までなんでも揃い、生活に困ることはなかったそうです。
また人々の娯楽として、映画館もあり、パチンコ店まであったそうです。
こんな小さな島にそんなにもぎゅっと詰め込まれていたのです。
給料2倍もらえたらやりますか?と言われれば、ノーですね。
私には無理です。
でも戦争に行けと言われるよりはマシかもしれないと、少し思いました。

端島の石炭は強粘結炭で、製鉄に欠かすことのできない、日本一の炭質を誇る原料炭だったそうです。
端島で採掘された石炭は、福岡の八幡製鉄所に運ばれ、日本の近代化に欠かすことのできなかった製鉄という産業を支えました。
役目を終えた物悲しい姿をさらす鉄筋コンクリート造の建物たちでした。

上に立つ建物は偉い人の住居があったそうです。
普通の家庭とは違い、かなり広く眺めも良かったそうです。

炭鉱夫たちは、地下1000mまで、エレベーターとトロッコに乗って潜って仕事をしていたそうです。
真っ暗な採掘場は、湿度は95%、気温は30℃から35℃だったそう。そこでツルハシを振って人力で採掘するのだそうです。
仕事が終わって、地上に戻ってくると、真っ黒になった炭鉱夫たちは真っ先に服を着たままお風呂に入ったそうです。作業着の洗濯と一緒に体を洗ったのだそうです。
でもこんなにたくさんの炭鉱夫たちが、なぜ、このきつい仕事を選んでしていたのかと考えますと、やはりこの島には、確かな希望があったのでしょうね。
当時の炭鉱夫の方たちに聞いてみたいです。
「なぜここに来たのですか」と。

(軍艦島ミュージアムより)

(軍艦島ミュージアムより)
上陸見学を終わり、船に乗り込むと、最後に軍艦島を1周してくれました。

コンクリートだらけの島だったため、子供たちの教育のため
屋上には庭園が造られていたそうです。
植物がどのように成長していくかを知らない子供もいたそうです。

海は波が高く遊泳禁止だったため、島には海水のプールがありました。

やはり軍艦島は、この時代の人々の希望と、夢の島だった。
世界遺産の歴史に触れて、今はなんていい時代なんだと思わざるを得ませんでした。
当時の人に感謝しかないです。
さて2日目の今日は、長崎市内の「にっしょう館」というところに宿泊です。
「にっしょう館」は、夜景スポットで有名な世界新三大夜景を望める「稲佐山」とは反対側にある山にあります。
お部屋の窓からは大パノラマで長崎市内が一望できました。
まるでジオラマを見ているようでした。
対面の山に「稲佐山展望台」が見えます。

先ほど軍艦島上陸ツアーで行った長崎港が一望できました。


夜は、お部屋の窓からは大パノラマの夜景が望めました。




長崎市内は、市内中心部を中心にしてすり鉢状になっていますので
住宅などは山の斜面に建っています。それが世界新三大夜景と言われる臨場感のある素晴らしい夜景となっているのです。
山の上に赤く光る鉄塔が「稲佐山展望台」です


この夜景を今日は独り占めできるのです。
なんて贅沢な時間。
大浴場もあり、お食事も大満足でした。
ホテルのお部屋は、寝るのが惜しいくらいの大パノラマの夜景でした。
私は今日の日を一生忘れることはありません。
3日目です。
今日は長崎市内自由観光が3時間取ってあります。
まずは世界遺産の「大浦天主堂」です。

この坂を登っていくと、世界遺産「大浦天主堂」があります。

長崎県出身の作家、遠藤周作さんの作品に「女の一生」という作品があります。この長崎大浦天主堂を中心とした作品で、
第1部は江戸時代の隠れキリシタンのお話です。江戸時代のキリシタン迫害はすさまじいものでした。
第2部はクリスチャンでありながら、特攻隊員として旅立ってしまう恋人の苦悩などがテーマです。
どちらの話も涙をさそいます。
作家遠藤周作氏自身もクリスチャンで、「沈黙」という作品も長崎の江戸時代のキリシタン迫害を描いた作品となっています。
「女の一生 第一部 キクの場合」
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「沈黙」
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お昼は、大浦天主堂からの帰り道にあります岩崎本舗さんの「角煮まん」をいただきました。
とっても美味しかったです。

次は市内の路面電車に乗って、「出島」へ行きました。
路面電車はどこまで乗っても150円です。
路面電車は長崎観光にとても便利です。
「大浦天主堂」電停から、蛍茶屋行きに乗り、「新地中華街」電停で降ります。
「出島」は入場料大人1100円です。
出島は、江戸時代、貿易をしていたオランダ商人たちがここに集められて住んでいた場所です。



オランダ商人たちの住宅は、壁紙や家具調度品がかわいいです。
障子やたたみといった和との融合もとてもいい感じです。
たたみ、障子の和室の部屋もこんなふうに素敵なインテリアになるのだなと思いました。

豪勢な食事室です。
こちらもピンクの壁紙にグリーンの建具など、インテリアがかわいいです。
日本独自の和室も今の新築の家からはなくなりつつありますが、日本の畳とも違和感なく、和と洋の融合がすてきなインテリアとなっています。
シャンデリアも素敵です。
「出島」から、飲食店が軒を連ねる「出島ワーフ」へ行きます。
「出島ワーフ」までは歩いて5分くらいです。
ここは長崎港に面しています。カフェが軒を連ね、食事したり、お散歩するには、のんびりと気持ちのいい場所です。


三菱重工業 長崎造船所の世界遺産の構成資産 「ジャイアント・カンチレバー・クレーン」も望めます。
第二次世界大戦で、こちらの三菱の造船所で、国家機密の「戦艦 武蔵」を建造していることが、周囲にばれないように大量の棕櫚(しゅろ)製のすだれで覆い隠したというエピソードがあります。
たしかに対岸にはグラバー邸など、アメリカ、イギリスの領事館などが、上から造船所を見下ろせる眺めの良い位置に存在していました。
「戦艦大和」と、うり二つの「戦艦武蔵」を建造することは、国家機密で、長崎造船所の中でも、重要な人物しか知りえなかったことだったといいます。
造船所のみえる近隣の住民は、造船所側の窓を開けることすら禁止されていたそうです。
また近くを通る路面電車の乗客が造船所のほうを向いていないかと、憲兵や、警察が厳しく見張っていたそうです。
その「戦艦武蔵」は、レイテ沖海戦で、あっけなく沈没させられてしまうのですが、これらのことは、吉村昭「戦艦武蔵」により詳しく書かれています。
これも涙なくしては読めません。
今はのんびりとした癒しの街である長崎も、歴史をひもとくと、悲しいエピソードの多い街です。
戦艦武蔵(新潮文庫) (新潮文庫)吉村昭 | 2012年09月01日発売a.r10.to


昨日乗ったやまさ海運の軍艦島上陸ツアーの「マルベージャ号」が目の前に停泊していました。

一日中、ここでぼーっと眺めて過ごしていたいような、ゆっくりとしたときの流れる、港の素敵なカフェでした。最高のひとときを過ごせました。
また路面電車で「大浦天主堂」電停へ戻り、「軍艦島ミュージアム」へ行きました。
入場料は大人1800円。
所要時間1時間とのことですが、時間がなく駆け足で見ましたが、入ってよかったです。より詳しく軍艦島のことが説明されています。
軍艦島へ行かれる方は、軍艦島ミュージアムとセットで見学されることをお勧めします。
では最後、ツアーバスは、佐賀県の祐徳稲荷神社を目指します。

坂の街、長崎とは反対に佐賀は、佐賀平野が続きます。
祐徳稲荷神社は佐賀県鹿島市にあります、日本三大稲荷の一つです。
一つは京都の伏見稲荷神社。
もう一つは茨木の笠間稲荷神社。
祐徳稲荷神社には、「厄落とし絵馬」というものがありました。
絵馬の「厄」という赤文字が切り抜いてあるので、その文字を落とすのです。

祐徳稲荷神社に「厄」を落としてきました。
もちろん御朱印もいただきました。
祐徳稲荷神社は「厄除けのほか、「商売繁盛」「家運繁栄」「交通安全」
「縁結び」などの幅広いご利益で知られているそうです。

かなり高く階段は117段あるそうですが、登るのにエレベータもあります。
有料で一人300円です。

祐徳稲荷神社をあとにすると、福岡空港へいきます。楽しかった長崎旅行もそろそろ終わりです。
福岡空港から羽田へと戻ります。
福岡空港には、「ラーメン滑走路」という博多のラーメン屋さんが軒を連ねる横丁がありました。そちらも人気でしたが
私たちは「海幸」というお店で、「瓦そば」をいただきました。
「瓦そば」はおとなり山口県川棚温泉の名物です。
最高においしかったです。

あつあつの瓦に乗った茶そばに、甘い味付けの牛肉、これまた甘い錦糸卵が乗っています。それをもみじおろしと、レモンを入れたつゆにつけて食べるのです。
すこしピリ辛のつゆに、茶そばもすこしぱりぱりと焦げているところもあって、それがまた旨いのなんのです。
そして22時台の飛行機に乗って羽田へと戻りました。
今回のお土産は



「うまくいく守り」は祐徳稲荷神社で買いました。
「人生のあらゆる物事がすべてウマ(馬)く進みますように」という願いが込められています。諸願成就、開運のお守りです。
長崎2泊3日の旅。
大変有意義で楽しい旅となりました。
すばらしいバスの運転手さん、添乗員さん
ご一緒したツーリストの皆様
今回旅に関わっていただいたすべての方々に感謝申し上げます。
10年越しの念願がかない、無事に長崎を旅することができました。
また、日常を頑張っていく元気が出ました。
ありがとうございました。

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